運命的な出会い

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―――――…         ―――…           神官とは、この国で唯一魔法の使用が認められた魔法使いのこと。                              それ以外の魔法使いは、一切国への出入りが禁止されている。                                               ―――――…                        「貴様、国民では無いな」                                  「まぁね」                                         カノンは笑っている。                                   神官はより一層カノンを睨むが、当の本人は全く気にしていない。                              「としたら…汚れた魔女だな………」                            ボソリと呟いた神官の言葉を聞いた瞬間、                          カノンの目つきが変わった。                 「今…何か言った?」                     「…っ!?」                         (何なんだ……コレは)                                  神官は少女が出す凄まじい殺気に、思わず怯んでしまった。                                 「あんた…………                                     死にたいの?」                       .
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