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「いたぞー!あっちだー!!」 城中の兵士がカノンを追い回す。 「もうしつこいー!!」 兵士が投げた槍をひょいとかわしながら、カノンは叫ぶ。 「何で私だって分かったのかしら…」 カノンは先程若い兵士に会ったが向こうは気付いていなかった。 そうしたら………… 「あのヘボ神官ぐらいしかいないじゃない!!」 カノンは怒りのあまり荒々しく指を鳴らした。 すると……… [ボボボッ…ドカンッ!!] 「うわあっ」 いきなり兵士達の前で爆発し、火が点いた。 .
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