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「♪~~♪~♪~」 滑らかなバラードに、綺麗な声がうまく合っている。 「これは隣国の……」 カノンは小さな声で言った。 その歌は隣国の歌姫が歌っていてカノンの姉が彼女のファンの為、カノンも一緒になって聞いていた。 「何でこの歌が…?」 不思議に思いながら、歌のする方に進んでいく。 少しずつ歌が大きくなっていく。 そしてとうとう音源と思われる部屋を見つけた。 カノンはゆっくりとドアノブに手を掛けた。 「っ………」 そして、ゆっくりとドアを開けた。 カノンはまだ分からなかった。 自分の運命が狂ってしまう事を…
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