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[ぼふっ] 大神官が部屋を後にしてすぐに、俺はベッドに顔を埋めた。 「ふぅ……」 さっきからため息ばかりでる。 『一週間待ちましょう。それ迄に話を付けといて下さい』 彼女が最後に言ったあの言葉…… あれは忠告なんだろうか。 それとも――――… [リーンゴーン…リーンゴーン…] 暫く悩んでいると十二時を告げる鐘が鳴った。 ぐだぐだ悩んでも仕方がない。 今日はもう寝よう。 もしかしたら…状況が変わっているかもしれない。 俺はベッドに潜り込むと、瞼を閉じた。 .
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