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全身を走り抜ける悪寒…… 絶え間なく流れる冷や汗。 私は本能的に構えた。 このドアの先に何かがいる。 [ドクン…] 鼓動が早まるのが自分でも分かる。 この部屋には入ってはいけない… そう思った。 「自分の部屋なのになあ…」 思わず呟く。 んっ………? そうだよ。 ここ自分の部屋じゃん。 私は何を恐がってるの? 私は何もしてないし、どっちかって言うと勝手に上がり込んだあっちが悪い。 襲い掛かってきたら……… 八つ裂きにすれば良い。 そう思うと、気分が楽になり普通にドアを開けてしまった。 .
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