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「どうしたんだろ…」 カノンは恐る恐るメールを見た。 ―――――――――――――――用事があるから出掛けてきます。 お土産は蛙の煮物よ♪ ―END― ――――――――――――――― 「……………はぁ」 カノンは姉の呑気さにただ呆れていた。 そしてパタンと携帯を閉じると、ポケットに入れ直した。 「お土産が蛙の煮物って…」 カノンは嫌そうに呟いた。 昔姉の作った物を食べて、三日程寝込んだ経験があるカノン。 それ以来蛙の煮物は大嫌いだ。 それを知って買うという事は…… かなりお怒りのようだ。 カノンは急に笑顔になると、 「やっぱりお城に行こーっと♪」 大きな声で言って歩きだした。 .
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