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体の奥底から湧き出る何か…… 高鳴る心臓…… 少しずつ何かに蝕まれていくような感覚。 【我慢しないで…カノン………】 誰かの声が聞こえる。 【もう……いいのよ】 カノンは辺りを見回すが誰もいない。 「だ…誰なの……?」 【私は――――… あなたよ……カノン】 「えっ――――!?」 【あなたは自覚してないけれど……正真正銘私はあなたよ】 「……」 カノンは突然の事で何も言えないでいる。 (……わ…私が……二重人格?) .
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