90人が本棚に入れています
本棚に追加
何だか阿呆らしくなってきたカノンは、トウヤの肩を掴み普通に揺らした。 「ん…………」 「よしっ!」 カノンは小さくガッツポーズをする。 「………カノン?」 寝呆けたトウヤの声が聞こえた。 「あっ!
トウヤやっと起き―――…」
[ぐいっ]
「えっ………」
[ギュッ]
一瞬の出来事だった。
カノンはトウヤにいきなり、腕を引っ張られたと思ったら――
トウヤの腕の中にいた……
最初のコメントを投稿しよう!