秘密の鍵

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               何だか阿呆らしくなってきたカノンは、トウヤの肩を掴み普通に揺らした。                                         「ん…………」                        「よしっ!」                                        カノンは小さくガッツポーズをする。                                                          「………カノン?」                                     寝呆けたトウヤの声が聞こえた。                                                            「あっ! トウヤやっと起き―――…」 [ぐいっ] 「えっ………」      [ギュッ] 一瞬の出来事だった。 カノンはトウヤにいきなり、腕を引っ張られたと思ったら―― トウヤの腕の中にいた……
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