秘密の鍵

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「えっ…ちょっと……トウヤ!?」 「………」 シカトかよ!! この状況を何とかしたいけど、引き剥がそうとしても全然離れないし……   どうすればいいのよ!!! よく考えたら家族以外の…しかも男に抱きつかれたの初めてだし――――…  ヤバい…… 顔が熱くなってきた。 あれ?トウヤも熱いや…… 勝手に抱きついておいて、照れるとかどういう神経してるのかしら… 何だか暑くなってきたのでトウヤの背中を叩いた。 「トウヤ……暑いからそろそれ離れてよ」 「…………」 「ちょっと聞いてんの?」 トウヤの耳元で、叫んだ時、 [ズルッ……ぼふっ]  トウヤが私からずり落ちてベッドに倒れこんだ。 .
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