運命的な出会い

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「はぁー」                          一人の少女がため息をついた。                               「あー暇、何か面白いこと無いのかしら…」                         彼女は暇そうに欠伸を漏らした。                              少女は長い漆黒の髪を、指でくるくると回しながら空を見上げた。                                             空はいつもと変わらず、蒼い。                                              ふと前を見ると、質素ながらもがっしりとした城が見えた。                                 城の周りは、いくつもの街に囲まれており賑わっている。                                                 少女は暫らく街を眺めると、にんまり笑いながら、立ち上がった。                                             長い前髪で、片方の目は見えない。                             ただもう片方の金色の目が怪しく輝いた。                                         「いい事思い付いちゃった♪」                                何か悪い事を、しようとしているようだ。                                         .image=181103851.jpg
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