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「………EXCELLENT……素晴らしいわよみんな!!PERFECT!!ここに決まりよ!!……あなた達はプレゼンの才能まであるわ!!」
真っ先にドッグに案内されたシャンテは息を飲み、3人が見つけた会場を絶賛した
トタン屋根からは夜の月明かりが青く、破れた穴からは昼間とは違いオベロンとティターニアが作る紫色のスポットライトが幾筋も
そしてヒコとピッピがドラム缶を3つ海側に、いずれも造船所の廃材を中で燃やし幻想的な炎で演出していた
「さっきまで夕日が綺麗だったんダド、ヒコが代わりに焚き火を思い付いたダよ」
「ナイスヒコ、なかなかロマンチックな演出だぞ、やるな」
「ナイスって言うな……まぁ会場が決まってよかった」
しばらくシャンテはドッグのあちこちを興奮しながら見て回り
次にヒコから建物の現状、部屋数などの説明を受け実際に案内をした
「水道は使える、キャパも300は入るが問題は入り口だな……少な過ぎるか?」
「確かに裏口が必要なのよね、でもドッグ気に入っちゃったわアテクシ……」
「裏口?ドッグの壁に穴空けりゃいいじゃん、なんなら今やっちゃう?」
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