ロマンティックな禁忌

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「パックて変な名前だな……あの青い月も変な名前……オベロン……オベロン?」 「オベロンは妖精の王様なんですよー、蝶の羽根を持ってる少し困った王様なんですよ」 聞いているのかいないのか 雀君は上の空で青い月を眺めて暫くの間 妖精の王様の名前を呟いていた 私達を寮まで送ってくれた後 マイトヤーレ君は居住区に帰って行った ―――女子寮にて 「遅かったねハイネ~……楽しい事してきたの?」 「うん……とっても素敵だった……もっと色んな事知りたいなぁ」 「え゙……ハイネ?」 「あんなに素敵だったなんて……また誘ってくれないかな……(天体観測)」 「……ハイネ、君は汚れました」 「う?……なんで!」 「責任取らせなさいよw」 そうして 私達の毎日は過ぎて行き それから数日後 事件?は起きる
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