意地っ張り

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―――ある日のお昼休み 「うあ―――眠てーよ……凛子ちゃん膝貸して」 「はいどー…ぞっ!」 凛子の膝蹴りが雀の太ももを痛打するそんな午後の一時 床でのたうつ雀をまたいでヒコがテーブルに着く 「邪魔だよ。ハイネ、ゴブリンとオークについてのレポート書くんだが参考になるものあるか?」 「それならー……次の亜種族の授業一緒に受けますかぁ?Aクラスだけど受講はできますよ、3時からですね」 「だな……受けてみるか、宜しくな、先輩」 「アハ……わかりましたぁ、宜しくされますよぉ」 「まぁ…ちょっと奥さん聞きました?ゴブリンなんかほっといて俺のオークを試さないか?ですって」 「ホント最近の若い子は暇さえあれば俺のオークって……汚らわしい!!」 雀と凛子の見飽きた小芝居を無視してパンを食べるハイネ 「お前らも一緒に受けたいんだろ?」 『うん!』 「……ならそう言え」
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