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時間がくるまで食堂でダラダラしてる四人
「ちょいアザレアんとこ行ってくるー、ヒコは?」
「俺も……3時には戻るよ」
二人が目指す保健室は
この国で唯一の喫煙所
今の所それを知ってるのはこの四人と
リディとアザレアだけ
「ちわー三河屋でーす!タバコくれー」
勢い良くドアを開くと
椅子に座ったアザレアと
ブロンドのエアリー巻き巻きヘアの女の子が腕を組んで立っていた
猫の様な可愛いらしいちょっぴりツリ目に少し幼い表情の人間の女の子
「……煙草?煙草と言ったかお前?」
女の子は似合わない厳しく堅い表情で雀を睨む
外見からは想像もつかない威厳を含んだハスキーな声に
「いえ、タバスコです。以前アザレア先生にタバスコを貸したんです」
「……タバスコ?」
「そそそそうですよ!すみませんね雀君、スパゲティ食べた時に借りて返してませんでしたね!」
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