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「ホント先生は忘れっぽいなーw借りたら返さなきゃダメだよ?ハハハハハハハ」
無機質な笑い声が虚しく保健室に響く
「こいつが『ケテル』かアザレア?……そっちは『ケブラ』だな?」
「………はい」
ヘラヘラ笑っていたアザレアの表情が引き絞まる
「『ケテル』?……ああ!忘れてた!そうだよ、君は何ちゃん?中学生?頭キャバっぽくていいねwww」
「何かの間違いではないのか?このバカが『ケテル』だと?」
「性教育的指導!大人のエロスを教えてやるぜ!!」
手の平をワキワキする雀がジリジリ近寄ると
「その手はなんだ?」
雀の背後から喉元に銀色の剣がピタリと冷たく添えられる
雀の背後には目の前にいる少女と全く同じ姿の少女が剣を持ち雀の命を握っていた
「スキルを解除しな……ガキにしちゃ可愛げがねぇ遊びだ」
「……ガキ?舐めた口をきく……自分達が特別だから死ぬ事はないとでも思ってるのか?『ケブラ』よ」
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