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「え?そんなカッコイイんですか?」
「言ってない。さっきのガキも似てねぇ? 」
「デカい蛇を踏んで剣を構えてる彫刻の奴だろ?確かに……似てたな」
「へぇー……今度見に行って見ますよ」
ダラダラしてる内に
そろそろ3時
ハイネと凛子が保健室まで二人を迎えに来る
「わ……煙い……そろそろ行くよ二人共」
「行くですよ~、遅刻したら教室に入れないですよ」
「あい~、じゃねアザレアさん」
「雀君……煙草くわえたまま行くんですか?」
「おお……うっかり……んじゃまたね」
煙草を消して
四人は保健室を後にした
「………だから彫刻なんて必要ないって言ったのに……顕示欲が出てきたんですかね?困ったものです……んじゃ僕も……でも煙草の臭いしますかね?もうちょいしたらにしますか……コロッケ食べてからがいいですかね」
長い独り言を呟きながら
パタパタとアザレアはスリッパの音を響かせ保健室を後にした
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