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僅かな寝息と静かな授業もやがて教師の一言で終わる
「今日はここまで……次回はリザードマン・スカウトの生態についてだ……寝てる二人はAクラスになるまで来るな、目障りだ」
しかしまだ寝てる二人の耳には届かなかった
教師は雀達には一別もくれず教室を後にした
「またく~……困た奴ねチュェは~あのリベル老師の講義で寝るの見た初めてね~」
いつの間にか後ろにメイが少し苦笑いで立っていた
「あぁ……あんたか」
「あ、こないだはどうも…です」
「Ya-チュェの友達と彼女ね」
「彼女違いますぅ……」
顔を赤くしながらも否定には少し弱い態度
「メイ……知り合いか?」
前の席に座る生徒が立ち上がり振り向く
「Ya-いたなら声くらいかけるね橘、この四人は知り合い……手を出したら許さないいいね?」
「……命拾いしたな、起きたらそこの馬鹿にも言っておけ、次はねぇぞ」
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