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―――――――同時刻
ソフィアから南へ10km
深い森の中
1匹の飛竜と小さな羽のあるピクシー
そして3人の人影が薄暗い森で焚火を囲み話し込んでいた
森の住人や危険な種族が辺りに徘徊していてもおかしくはないエリアだが3人共まったく気にもしていない
「今何時～？」
「まだ早いよ、大体さ…ワイバーンを足に使ってんだからスゲェ目立つよ？何考えてんの？馬車にすればよかったのにさ」
黒いロングの時代遅れな貴族風なコート
片目を覆う眼帯
何故か小さな王冠を頭に乗せた長い髪の男が気の抜けた声で質問すると
その仲間の少し大きな黒いフレームの眼鏡
クシャクシャした無造作な髪の毛の男が不満を添えて返事をする
「だって馬車はお尻痛いんだもの……ちゃんとバイト料払うからいーだろー……どうせそっちは今は暇でしょ？」
ピクシーが良い香りの紅茶を煎れ眼帯の男へ手渡す
「ありがとアルム、やっぱりレーションじゃ味気ないからねぇ……いい香り♪」
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