Smokey Valley

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「ぅおおお………お腹空いたよぉ……コンビニねぇな……」 「コンビニじゃなくてもいいが……こんな朝早くはなぁ」 街の海沿いは まだオレンジ色の朝日が辺りを包み ヨットハーバーや造船所の影が色濃く 地面に伸びる 「腹減ったけど……ちっと寝ようか?起きたら人探して聞くべ」 「だな……歩き疲れた」 2人は木製の桟橋を歩いて行き 先端で足を投げ出し バッグを枕にして横になる もちろん 桟橋は真っ直ぐな一本道の為 バッグを取られてもすぐに奪い返せるように その街の風貌からか 2人はソフィアの様な防犯意識では生きていけないのを肌で悟った
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