52902人が本棚に入れています
本棚に追加
きた道を途中まで辿り
橋とは逆に進んでいく
数軒の
ボロいバラック材で組み上げられた
雨を凌ぐだけの建物がポツポツあるが
中は見えなかった
「人が住んでんのかな?」
「たぶん……洗濯物が干してあるし……」
ソフィアにはない
貧困層の影が見て取れる建物
しばらく眺めてると
男が1人
ポリタンクを持ちボロい家から現れた
服装も家同様で
くたびれたヨレヨレのシャツ
体はガリガリにやせ細り
寝起きの為か
もしくは空腹か
フラフラと歩き
路地にポツンとある水道から水を汲む
二人は
男がポリタンクを引きずるようにして帰るまで
目を離せなかった
最初のコメントを投稿しよう!