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―――――――CLUB 54
どんな盗聴さえも許されない部屋
｢………どうも、この間お会いした藤田です……えぇ、ハの0201号は無事に仕事を完了したようです……では残り半額振り込みますので……えぇ、キチンと打ち合わせ通りに台詞も言ってくれて助かりました……あなたのとこの奴隷は教育が行き届いていてますね……えぇ、ではまた……よろしく｣
シェリー酒を開けようとコルク抜きを探すが見あたらず
テーブルの端に飲み口を叩きつけ
瓶の先が割れる
誰もいないゴミだらけの部屋に溜め息が落ち
男はシェリー酒を一気に飲み
再びどこかへ電話
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