ラフレシアの歩き方

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「 な ん で 」 「何て顔だよ……あたりまえだろバカ……お前に金持たせたら一瞬で消えるだろ?金は俺が管理する、生活費稼いだら後は半分づつな、もちろん1人で稼いだらそれは分ける必要はない……遊びたきゃ働け」 「う……ハァ――――……大人って大変だょー」 「まったくな……だが今日くらいはいいか……もう一本飲むか?」 「おぅ!!俺ワンさんとこで買ってくる!!」 「んじゃ焼き鳥探してくるか……」 2人の初仕事は 幸運に助けられ 無事に終わり 仕事の後の乾杯はムルギベルの噴水で という習慣が出来たのもこの日からだった ―――――――そして 20日後 2人は1人の 小さな少女と出会う その出会いは まだ若い2人の心には宿っていなかった 深く暗い闇 深く暗い悲しみを 2人は 少女によって知る事になる 物語は 20日後 2人が街に溶け込み始めた頃へ
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