-すれ違い-

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次の日の朝、隣を見ると教官がいない。でも携帯があった。シャワーでも入ってるのかな…と思い、また布団に潜り込んだ。   教官は戻って来るとあたしの肩を叩いた。   「今日これから宇賀神教官と会わなきゃいけないから俺行くわ。2人によろしくな。」   「相変わらず忙しそうね。」   「悪いな。昨日の夜…お前記憶にあるか??」   「当たり前。」   「ならいい。良かったぜ。またな。」   ……どう答えてイイものか。   そして教官はスーツを身に纏い出掛けて行った。   教官が出掛けたと同時に2人が起きた。   「もぉ~寝たフリも楽じゃないわよ。」   起きるなり友達が言った。   「起きてたの??」   「うん。隣の彼もね☆昨日の夜だってあたし達気付いてたんだよ(笑)」   「えっ…まじで??」   穴があったら入りたかった。まさか友達に目撃されるとは…。   その話は内密にするようにと2人に言い、あたし達はそれぞれ家に帰る事にした。
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