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すると秀さんは突然誰かに電話をかけた。
「あ、もしもし??俺だけど。知り合いがさ、妊娠してるかもって言うんだけど、どうなんだろ。」
相手が何を答えているかはわからない。ただ女の人の声が聞こえた。
「あぁ、わかった。ありがとな。」
そう言って電話を切り、あたしにまた話し始めた。
「お前、あの彼氏とヤッたのいつだ??」
あたしは気付いた…恐らくさっきの相手から排卵日の事とかそういう話しをされたんだろうと。
「……。悪かったよ。嘘。妊娠なんてしてないよ。」
「そうか、なら良かった。さっき電話した奴は看護婦なんだよ。それで排卵日はいつだからどうのこうのって言われてさ。その日を避けてれば妊娠してる確率は低いって言われた。」
「その位あたしだってわかってるよ。散々あたしの気持ち振り回した罰で言ってみただけ。」
「ごめんな…。」
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