↗ギャップ↘

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店員がストップウォッチのボタンを押した瞬間。 真田さんは野獣と化した。 恐ろしい量の麺をどんどん口のなかへ…。 「おいし~い❤」 笑顔の真田さん。 顔面蒼白の僕。 僕は真田さんの喰いっぷりに呆気にとられ、自分のチャーハンがテーブルに置いてあることに気付かなかった。 そして─ 「ごちそうさまでした☆」 ドクン…ドクン… 「さぁてタイムはぁ!」 店員の一言で緊張感たっぷりの空気になった。(僕だけ。) 「9分27秒!!ノルマ達成!!」 …余裕だった。 .
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