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周りの(人?)達がこちらをちらちら見ている、その視線に気付いた少女は、慌てて呪文みたいな言葉を唱える
「我が思う場所望む場所へゲート」
すると、フォルスを導いた時とは、別の黒い空間が現れた、そしてその少女は、その空間の中に入っていった
「早く来なさいよ」
あの少女の声が聞こえる、フォルスは意を決して黒い空間に飛び込んだ
すると、目の前には人形などの置物が置かれている女の子らしい部屋に立っていた
「ここはどこ?」
「私の部屋よ」
(部屋って俺の家のリビングより広いじゃないか)
少女は肘掛け椅子に座りながらフォルスに再び尋ねてきた
「そんなことよりあなた本当に人間なのよね」
「あぁ人間だ」
すると、少女の手に大鎌が現れ刃先がフォルスの首もとに突き付けられた
「私に付いてきなさい、逆らったら首、切るわよ」
「わ、分かったからその大鎌をなんとかしてくれないか」
「首切られたいの」
少女に脅され部屋から出ると長い迷路みたいな廊下を歩きパーティー会場のような華やかで広い空間へと出た
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