学園

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「何してるの」 廊下の向こうから歩いてきたミリアによって頭上ぎりぎりまで振り下ろされていた鎌は、止まり泡のように消えていった 「ミリア様、ただいまフォルス様を起こしていた所で御座います」 急に猫を被りだしたライムにフォルスは、苦笑いしか出来なかった 「そうですか、ライムはもう少し優しい起こし方をしてあげてね、フォルス君は、そろそろ行かないといけませんよ」 フォルスは、ミリアの鋭さに目を見開いて驚いた 「知っていらっしゃたのですかミリア様」 ライムは、悪戯が見つかった子供のような顔をしていた 「フォルス早く来なさいよ置いていくわよ」 そこにかなり憤怒したマリアがやって来た そして、フォルスの首根っこを掴んで大広間まで引っ張って行った
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