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周りを見回すと学生らしき格好をした人が数人歩いていた
そして、マリアの姿を見るなり深々と挨拶し始めた
「おはようございますマリア様」
「今日は、一段とお美しい」
「横にいる不届き者は、この私めが成敗致しましょう」
マリアは、周りの人に軽く会釈をしながらそのまま歩いて行った
フォルスは、マリアについて行こうと追いかけたが一人の学生が立ちはだかった
「貴様、何者だマリアに近づこうとするハイエナか」
「何だ、お前邪魔」
「この漆黒の空の総司令官ディアブロ・ラスティの息子カリア様と知ってそんな口を聞いているのか」
フォルスには、漆黒の空が何か分からなかったがとにかくこいつの父親の地位が高いことだけは、わかった
「お前の父親が偉いだけだろ、そんな物言いじゃお前の器はしれてるな」
フォルスの言葉にカリアは、目を細めて嘲笑うかのように口元を歪めた
「貴様その髪、その目人間だろう」
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