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夢と決意の日常
「おっお嬢様~!?」
一人のメイドが、悲鳴を上げた。
「どうしました!」
声を上げてきたのは、
執事の"キール"
優秀で比較的クール、けれど優しさ溢れる執事である……っが…少々天然なのがたまにキズ……。
「おやまー、また勝手に、お屋敷のお外に出られましたね?」
もはや、おみとうし、それもそのはず、アイビーの綺麗なドレスは、見事に泥だらけ、これでは、分からない方がおかしい。
「ふん!知るか!また、洗えばいい!」
「まぁ、そう怒らずに、はい、新しいドレスです」
もう、分かっていたかのように、キールは、ドレスを持ってきていた。
その事が、気に入らないアイビーは、プクーっと頬を膨らませて、キールから、イヤイヤ、ドレスを取った。
「全くやれやれです」
そう言ったキールは、少し笑っていた…。
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