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「嫌ですよ、遠いし!」
「良いじゃん、ランチゴチるからさぁ!それに、彫りものの打ち合わせも兼ねてさ♪」
「いたいけな中学生を脅す人に彫ってもらいたくないな~。」
「あれは、冗談だって!本当に言うわけないじゃん。男同士のお約束さ♪」
キモッ!どんな顔で今のセリフを言ったのか、頭の中で勝手に想像したら笑えて、吹き出しそうになった。
「…それじゃあ持ってきますね。でも、まだ彫り入れてもらうって決まったわけじゃ、」
「いいって、いいって!照れんでよろしい!そんじゃ、またね~」
プープープー…
照れる要素がねぇよ!声なきツッコミは届く事もなく。
まぁ、とりあえずは、これでひと安心か。
チケット届いたら、さっさと渡してずらかろう。
携帯を床に投げ捨て、さっきイメージした顔を思い出し、一人でゲラゲラ笑っていた。
こりゃあ、ウケる。
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