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そんなある日、私達二人は健之のお見舞いに行くと健之が「麗奈と話たいことがあるから二人にさせてほしい。」と直人に言って、直人は病室を出て行った。
二人になると健之は、私の方に顔を向け話し出した。
健之「麗奈。俺と別れてくれ。」
この時、何が起こったのかわからなかった
麗奈「健之…嘘でしょ?嫌よ…私は健之が好きなの…別れたくないっ!!!」
健之「嘘じゃないさ。俺も麗奈が好きだよ…」
麗奈「じゃあ、何でそんな事言うの…?」
健之「今の俺じゃ…麗奈を幸せに出来ないから…麗奈には幸せになってほしいんだ。」
麗奈「私は…健之と一緒にいられるだけで幸せだょ?」
健之「俺は…もう長くな…」
麗奈「いゃっ!!そんな事言わないで!!!」
健之「自分でわかるんだょっ!!もう俺は長くない…。麗奈…よく聞いて?麗奈には…これから沢山の人生がある。嬉しい事、悲しいこと…沢山経験しなくちゃいけない。だから、その人生を俺の為に無駄にしてほしくない。だから、これは俺から麗奈への最後のお願い。わかってくれるな?」
私は、涙を流しながら静かに頷いた。
頷くことしか出来なかった…
健之「じゃあ、直人呼んできてくれる?直人にも話したいことがあるから」私は、直人を呼んだあと病室の前にある椅子に座った。
数十分後、直人が病室から出てきたので私は健之にあいさつをしてから直人と病院を後にした
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