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一人ただ待ってるのは凄く暇だ。
竜也はどこでも無い一点を見つめている。
綺麗な夕焼けは徐々に沈んでいき、バス停に人がだんだん集まって来る。
竜也の横の奴がカレーパンを食べている。
近くのコンビニで売っている物だ。
俺も何か買えば良かった。竜也はカレーパンを見て一人思う。
やがてバスはやって来る。
やっと来たか…竜也はため息をつき、バスに乗り込もうとすると、
「退いて~!!」
長い茶髪をツインテールにしている、スカートの短い女子が勢い良く走ってくる。
キーホルダーやマスコットがじゃらじゃらついたスクールバッグを狭い歩道で振り回している。
他の人は避けたり、避けきれずスクールバッグ及びキーホルダー攻撃を食らっていたり。
「やめろ愛香!危ないだろ!」
その光景を見た竜也が叫ぶ。
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