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「竜也!起きて!竜也!」
愛香が竜也を揺すり、起こそうとする。
始めの方を覚えている方はわかるかと思いますが、竜也はそれくらいでは起きません。
「おきろって!…も~!」
愛香はスクールバッグで竜也を殴った。
「痛っ・・・………ぐぅ…」
痛みで一瞬起きた竜也だが痛みは睡魔に負け、また熟睡しだす。
「はぁ…行こう歩」
「山下君は良いの!?」
愛香はため息をつき、横に居る友人である歩とバスを降りた。
歩は放置された竜也を心配するが愛香に腕を掴まれバスから降ろされた。
竜也もいつもはこのバス停で降りるのだが、眠って居るため降りる事なく扉が閉まりバスは発車した。
「良いのかなぁ……」
歩はバスを見送りながら言った。
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