始まり。

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軋むベッド。 出会ったばかりの ちゃんと名前も知らないような男。 「…良いよな?」 「うん。」 心なんか繋がなくて良い。 一夜限りの雄と体を重ねる。 無意味な行為に今日も私は身を任せていた。 一通りそれが終わって 私はすぐにタバコに火を 付ける。 何事も無かったかのように。 いつからだろう。 無意味な行動が嫌いな 私が 滑稽な程に 無意味さに逃げるように なったのは。
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