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燃える城…
逃げ惑う民、戦う兵士達…
辺りが火に包まれ、城下街はすでに焼け野原だ
建物は崩れ、崩れた大木の下敷きになり悶え、苦しむ子供
傷口から毒を入れられ、苦しみ絶命していく兵士達…
ーー負け戦ーー
そう呟く暇もない程、城下街は混乱に陥っていた
だが、
たった一人抵抗する少年の姿がある
まだ幼く、14才くらいの少年だ
彼はどうやらサイ使い、属性は水だろう
周りの火を必死に消しながら、奇妙な顔に鈎爪の魔物を相手に戦っている
その顔は必死だ
だが…
たった一人の少年にはーーー
ブシャァ!!
少年「ぅわぁぁぁあ!」
荷がおもすぎた…
赤い血が噴き出し、傷口をおさえ断末魔の絶叫をあげて…少年は…ゆっくり絶命していった
魔物「ッキッキなかなかやる小僧だったがぁ…まだまだだなぁ…ヒィャッハハハ!!さぁ殺せ殺せぇ!この街の人間、一人残らずなぁ!ッハハッハハハ!」
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