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雪乃「亜莉子ー、みんなー、飲み物どうする?」
雪乃に問われ、私たちは思い思いの物を注文した。
…もちろんお金は、ない( ∀ )。
奥でちょっと雪乃がブツブツ言っていたのは気にしない。…つかそんなキャラか?
私は頼んだコーラを一口飲むと口を開いた。
美菜「ねぇー…さっきの話なんだけどぉー…」
固まるその場の空気。
ひとみ「だからッ、あの話はたぶんの話で「じゃあ現に起きてるこれは何ッッッ!?」」
大声でひとみの言葉を遮るとひとみの肩がびくっ、と揺れた。
ごめん、と言って謝るとストンと座り直した。
美咲「確かにさァー…美菜の言ってる事も頷けるよね…。何でウチらはこんなところにいるのか…、どうしてこんなことをしてんのか…。」
美菜「わかんない…けど…ひょっとしたら私のせいかもしんない…」
紗耶香「は?なんで美菜のせい?」
美菜「コレは…歪アリの演劇は…私が発案した事だから……。」
その場が静まり返る。
美咲や紗耶香なら、きっと怒ってる。特に紗耶香は。とっくに…とっくに私のせいだって思ってる筈。
リサ「美菜のせいじゃないよ。」
それまで黙ってメロンソーダを飲んでいたリサが、キッパリと、そう言った。
美菜「私の…せいだよ…」
ひとみ「違うッッ!!」
ひとみが大声で制する。
アリス「あ…っ!!」
その時アリスが声をあげたためみんなはアリスに注目する。
アリスが店のショーウィンドゥ越しに何かを見て震えている。
みんなもそちらを見る。
そこには……
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