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時は流れ休憩時間
淳志はいつものように一人で近くの公園へやってきた
一人で来る理由はご飯はのどかで静かに食べたいという淳志の勝手なプライドの為
それとサヤカにあ~だこ~だ言われない為である
いつものようにパンとコーヒーと煙草を買ってベンチに座る
公園はそこそこ広く、時間帯も時間帯なので子供や主婦達で賑やかだ
淳志は無言のままパンを食べ終え、しばしイップク
そんな淳志のもとに珍しくサヤカがやってきた
「また一人で食べてる...」
少し寂しげな表情を見せながらサヤカは言った
「あぁ、珍しいなサヤカがコッチに来るなんて」
「たまには二人もいいかなぁって思っただけよ。もぉ一年の付き合いになるし」
サヤカと出会ってもぉすぐ二年
付き合ってからは一年経つ
一年かぁ
「まぁ座れよ」
「うん」
久々に肩を並べた二人に何故か照れが出てきた
「公園もいいもんだろ」
「まぁね」
なかなか話が弾まない
「俺達もうすぐ一年かぁ」
「うん」
「...何か期待してる?」
「...淳志なんかに期待してないわよ」
「記念日、二人きりで過ごすか」
「うん」
何だかんだで心地よい時間を過ごした気のする淳志だった
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