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「潤。」
名を呼べば、まるで憎んでるような目。
私達は何処から間違えてしまったんだろう…
「潤。」
もう一度呼べば
「お前が悪いんだよ?」
そう呟いて私の首に
綺麗な手をかける。
「いいよ。潤になら何されてもいい…」
視線が重なり合う。
「いつから、そんな嘘をつく様になった?」
優しい顔。
徐々に絞まってく首。
壊れてしまった二人。
「愛してる。」
消えゆく視線の先の潤は
そう呟き
笑顔のまま
泣いていた…
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