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「蓮さーん!指名入りましたー!」
「あいよー!!」
「こんばんは。蓮です。」
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あれから俺は綾音と連絡をとってない。
おそらく俺は綾音と出会う前の生活を今しているのだろう…
毎晩接客をしてる…
俺に逢う為にみんな多大な金を使う…
その金で俺は生きてる…
なんの不自由もない生活や…
せやけど…
最近…
寂しいって思うことが多くなった…
金を貰えば貰う程切なくなるんや…
そして…
綾音を想い出すんや…
今でも俺はあいつの記憶を取り戻せずにいる。
病院で目が覚めて…
一番最初に見たのがあの女…
めっさ心配そうな顔してたんは今でも忘れられへん…
常識がないムカつく女やって想ってた…
それでもあいつは懲りずに俺の所に来て…
いつも笑ってた…。
俺はいつもあいつの笑顔を見てた……
ずっと見ていたい笑顔やって想った…
綾音…
元気か?
今でも笑ってるか?
想い出せんくてゴメンな…
お前からの手紙…
読んだで…。
…ありがとう…
綾音は涼に最後の想いを伝える為に手紙を送っていた…
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