15人が本棚に入れています
本棚に追加
「ここが何処か分かりますか? 」
「分かりませんよ」
「……。ここは、あなたの父親の働いていた場所ですよ」
「?!」
まさか、親父の仕事場が残ってたなんて……。
「公輔様、君は父親の仕事を知ってますか? 」
「何を突然……」
「知ってますか……」
その言葉に威圧され、何も言えなかった。
言われてみれば、確かに分からなかった。
政治家という風に聞いていたが、あまり定かなものじゃなかった。
「………。麻薬生産、といえば分かりますか? 」
「え……? 」
信じられなかった。仮にも政治家の親父が、麻薬に関わっているなんて……。
最初のコメントを投稿しよう!