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「…………」 彼の話を聞いた後、私は家でくつろいでいた。 くつろぐと言うよりは、考え事をしていたのだが。 「はい。少しは休んだら? 」 横から妻の明希がコーヒーを置いてくれた。 「ありがとう」 私はそれを手に取ると、少し飲んで一息ついた。 「最近ため息が多いよ。仕事が大変なのは分かるけど、無理しないでよ」 「ああ。気をつけるよ」 そう言って、またコーヒーを一口飲む。 市原 公輔………何故彼は今年に限って城崎君に手を貸したのだろう………? この事件について調べてる人は大勢いたのに、何故今年だけ城崎君に……。
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