犯人の素顔

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~当日~ 「それにしても、よくバスなんか貸してくれたな」 「まぁ、俺の親父に頼んだらこのぐらいはしてくれるよ」 感心してる俺の横で、松井は得意気に話していた。 松井の親父さんはバスの運転手で、よく旅行に行く時などはバスを貸し切って出掛けたりするんだとか。 そんなことを当たり前のように感じながら、俺達はバスに乗り込んだ。 そして、今日からが、俺の人生の分岐点になった。
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