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「うーし、四月十六日。お前ら元気かー?季節の変わり目は病気しやすいんだけどなあ、今から病気してたんじゃ五月持たないぞぉー。五月には五月病という我々人類の天敵が襲い掛かってくるからなぁー。ゲームオーバーにならない程度にセーブしとけよぉー。」
埼城先生はおどけて、出席を取り出した。
五月病とか言う辺りに世代を感じなくもないけど、これを口に出すとアタシは嫌な女になりそうだから自重。うん。
「そふえ。」
富ちゃんが小声で肩を揺すり、アタシを呼ぶ。
「ん?」
「ジェネレーション・ギャップやな?」
「………。」
「やな?」
「…やな。」
「曾父依!」
「はぁい!?」
「あ?何だ変な声出して。谷山!」
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