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車の中、
山下「突然ですいませんが、『月見祭り』はご存じで?」
圭太「い、いえ、知りません、何ですか?」
山下「月見祭りというのは、昔からこの月見沢でやっていて、開催日の6月の5日になると、天宮神社というところで、月を見ながら、楽しんだりするお祭りなんですけどもね、その月見祭りをやると・・・、一人は死んでもう一人は失踪する、っという事が5年前から起きているんですよ・・・」
・・・なんなんだ?
圭太「それと、俺を呼んだ理由は・・・?」
山下「・・・とくにはないんですけども、ご存じかどうかと、『気を付けてくださいね。』それでは。」
・・・・・・教室に戻った。
もう沙都子と悟志と梨花ちゃんは帰っていて、魅音もバイトがあるらしくて帰っていた。
レナ「お話終わった?」
圭太「あ、あぁ」
レナ「みんな帰っちゃったから私たちも帰ろ?」
圭太「あぁ」
帰り道、俺はさっきの警察の山下さんの話を頭の中で考えていた。
レナ「どうかしたの?」
圭太「・・・な、なぁ、5年前って何かあったか?」レナ「知らない」
・・・即答だ。
圭太「ホントに知らないのか?友達なのに、隠し事は・・・」
レナ「知らない!」
言葉がかき消された・・・。
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