爆発彼女

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町を歩いていたら、背中を叩かれた。 後ろを振り向くと、ロリータファッションに身を包み、金色の長くふわふわとした髪をくるくるさせている少女がいた。 人形みたいで可愛いなと思っていると、小さくてぷるぷるとした唇を開いて彼女は言った。 「君、今から爆発しない?」 この少女は危ない、と瞬時に悟った僕は無視して歩き出そうとしたが無理だった。 瞬間移動の能力でもあるのだろうか、彼女が目の前にいたのだ。
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