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｢あ～～～！｣
｢何？！びっくりするじゃん！｣
｢ちょっと薫！あたしの教科書に何してくれてんの？！｣
｢あ？｣
菫の机に目をやると、教科書はあたしのよだれでびっしょりだった。
｢…げ、｣
｢どうしてくれんのよ、｣
｢えっと…双子なんだし自分のよだれだと思ってだな…｣
｢山猿と一緒にしないでよね！ていうか、あんたいつ牛になったのよ！は～ありえない。｣
｢は？！誰が牛だよ！この女狐が～！今度は松下に猫被って、猫にでも化けたつもり？！｣
｢この山猿牛！｣
｢女狐化猫！｣
…このあとは喧嘩勃発。
たったひとりの片割れは、世界で一番むかつく奴なんだな。
…うん。
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