視線と嫉妬

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馬鹿にしあって遊んでいると、背後から話しかけられた。 「館石はバスケ部か?」 松下だった。 「…デブ。」 すると、ばたばたと3人が集まってきた。 「薫ですかー?帰宅部ですよ帰宅部!」 「そうそう~」 「中学校も帰宅部!部活なんて柄じゃないのに運動馬鹿なんですよ~」 3人が一気にあたしについて松下に説明する。 迷惑だ… 「ふ~ん。どうだ、館石。俺とタイマンしね?」 「…タイマン?」 「あ~わるい、勝負だよ。部活でワンオンワンをふざけてそう言ってた。」 「…やだ。」 「なんで?」 「セクハラするから。」 松下は笑った。 「ちょっと薫ー!」 美咲があたしの肩を掴んでがくがく揺らした。
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