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菫はあたしをなだめようとする。 「だってキャバクラだろ?!」 「…」 菫は頷いた。 「落ち着いてられるか!その教師が学校であたしを見たらどう思うって!『あ、店で会った子だ、校則違反の法律違反だ!』ってなるだろうが!あ~、さよならあたしの高校生活…」 あたしはベットに倒れ込んだ。 「だから相談したんじゃん。」 「相談する前に六法全書よめよ!」 「まず、そういうことだから。取ったりしないでね?ほんとにその人のこと好きなんだもん…」 「あたしの心配はしないのかよ、」 「薫はしぶといから大丈夫でしょ。それより、あんたガサツで下品なくせに顔だけはあたしと同じなんだから先生の前で変なまねしないでよね。」 「ガサツで下品…黙れ女狐。」 「改姓して山猿薫にしたら?」 「…むかつく!」 ここからは喧嘩勃発。 菫はこういう奴だ。
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