―情報―

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コンコン 誰かがドアをノックした。 「はーい」 裕次がパソコンを見ながら返事をすると同時に部屋のドアは開けられた。 お母さんがお盆の上に夜食を乗せて持って来たのだ。 「裕次、お腹すいたんちゃう?やから、持って来た。」 お母さんは裕次の隣までくると机の上に夜食を置いた。そして、パソコンを覗く。 「何調べてるん?」 お母さんは裕次に質問する。 「んー?○×中学ん事」 裕次はお茶を飲みながら答えた。 お母さんは俯き何か考えた後、顔をあげ口を開いた。 「もしかして、あのずっと前に起きた事件調べてるん?」 「せやで。でも、何も見付からへん…もう、半分諦めてるわ」 裕次はお茶を置いて箸を持ち、ご飯を掻き込む。 その隣でお母さんは何故かニコニコと笑っていた。
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