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ピッ
零は近くにあったリモコンでテレビを消すと、隣の椅子に置いてあった鞄を持った。
そして、リビングの扉を開け廊下に出る。
「母さーん!行くからな!」
零は、2階に繋がる階段で大きな声を出し、母の部屋で寝てる母さんからの返事を待った。
「行ってらっしゃい」
しばらくして、一言返事が帰って来た。
零は、それと同時に玄関に向かった。
平凡な毎日。
いつもと変わらない日常。
しかし、今日、平凡な毎日は崩れ去ろうとしていた。
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